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【壁紙クロス】のりカクハン方法②

上の写真↑↑↑ 糊のカクハンに使用する水バケツはこれ。

14リットルのやつ。

沖縄のクロス屋はほとんど これ使ってる。

たま~に、床ボンドが入っていた入れ物を

洗って使用している人もいるが

たまーに穴があいて現場を水浸しにしています。

この水バケツはとてもガンジョウで

何年使っても穴があいたことは

一度しかない。

あるんかい(笑)

それは、東京の真冬に水ヒーターを

使用していて、水かさの量を少なく入れて

しまって、バケツを溶かしてしまったって事件が

ありまして、それ以外は穴があいたことは無い。

糊カクハン用に使用するバケツはこれを2個用意して

おさらいすると、1個はバケツの上すりきれまで

水を入れる。2個目は上から6番目の線まで水を入れる。

この水が用意できたら、撹拌機を用意する。

この次に糊の箱を開封して、ビニールを箱の外側に持ってくる。

 

 

 

ビニールを箱の外側ってのがこれ→

 

 

そしたらひしゃくで糊に水を一杯入れる。

それからビニールごと箱から取り出して

ビニールと糊との間に水を入れてはがす

イメージでぐしゃぐしゃとする。

ごめん・・・

これって動画で説明したほうがええな(笑)

近いうちに撮影して投稿しますね。

いちおう文章で説明はしておきます。

それで あるていど

ビニールと糊とがはがれてきたら

糊バケツに入れるのだが

一気に入れると「バシャッ!」って

顔にはねるという屈辱を受けるので注意(笑)

私は300回ぐらいはこれを経験しました♪

学習しないので♪

あ、糊バケツというのは下の写真↓↓↓の黄色いヤツね。

ゴミ箱の70リットルタイプのヤツね。

ほとんどの人は丸いダストペールだったかな?

そんな名前の一般的な家庭ごみを入れる

ゴミ箱を使用しています。

私のこの黄色いのは箱型タイプなので

車に乗せる時にはかなりいい感じの

スリムなタイプなのでオススメです。

ちょっとわかりづらいですが、

糊バケツの真ん中あたりに

サインペンで線を引いているのは

見習い職人に糊の作り方を教える時に

この線に糊がくるまで、水をたしては

カクハンしてを繰り返しなさいって

はじめは教えていましたので。

現在では前文で書いたように

バケツを基準にして水の量を教えています。

この糊のカクハンひとつにしても

職人によってさまざまな硬さであったり

こだわりがみんな違うようですので

私のこの希釈率は糊の箱に記入してある

水の使用量とは異なっているので

なんともいえません。

専門的な話になりますが、

私のバケツで計った水の使用量は

自動糊付け機械では糊のあつみが

ダイヤルの1、5のメモリでちょうど良い感じです。

けっこう薄すめに作りますので。

これがルーアマイルドの場合でしたら、

バケツすりきれ1杯だけしか水を使用しないので

ちょいと硬めの希釈率になりますから

自動糊付け機械の糊のあつみのダイヤルは

1のメモリでの糊つけになります。

クロスの糊付けの基本は「濃ゆい糊で薄くつける」

というのが基本であります。

とくに表面強化系のクロス材だと、

糊を薄く作ってしまうと、糊のつきが悪くて

廻縁(まわりぶち)や巾木まわり、

コーナーのデズミ部分が浮いてきます。

クロス屋の表現では「クロスがはねてくる」という

状態になります。

それをピタッ!っとくっつけるためには

糊を硬めに作って薄くつければピタッ!

って気持ちよく 壁にくっつきます。

それか、余談ですが、表面強化クロス材の場合は

硬い材質なのでクロスを貼るとぐぐっ!

って反り返ってくる性質をもっています。

これに対応するために

私の場合は糊のカクハンの時に「プラゾール」という

糊の接着を強化するボンドを少量混ぜてから

接着力をパワーアップさせます。

この、ちょっとした工夫ひとつで

施工がかなり短縮されるのでおすすめです。

しかし、このプラゾールを入れる量も注意が必要でして

たくさん入れすぎると、糊の乾きが速くなってしまう

という難点があるので施工の時には、両耳に

オレンジテープをしてクロスのキワが

乾かないようにするなど工夫してください。

糊で使用する水の量だけで

長くなってしまいました(笑)

次はやっとで

糊バケツでの糊のカクハンのやり方について書きますね~



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